公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


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ビソルボン吸入液の希釈は、精製水で行って良いか?(薬局)
調製法等
年月 2014年5月 

ビソルボン吸入液(ブロムヘキシン塩酸塩)は、臨床試験において、原液の吸入では咳き込みが認められ、生理食塩液の約2.5倍希釈で咳き込みが消失した報告があるため、添付文書には生理食塩液等で約2.5倍に希釈し吸入するよう記載されている。調製後の浸透圧を調査した結果では、精製水による希釈では低張となった(表)。長時間の非等張液の吸入は、その非生理的な刺激による上下気道の組織や細胞等の障害退化等により、喘息症状が悪化す可能性があるため、生理食塩液で希釈した方が良い。

表 生理食塩液(1.0)に対する浸透圧比

ビソルボン吸入液

希釈液

浸透圧

6mL

精製水 34mL

0.0

6mL

生理食塩液 34mL

0.9

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