公益社団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

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喘息で経口ステロイド薬を投与する場合、投与量と投与期間は?(薬局)
疾病・治療法
年月 2014年6月 

日本アレルギー学会の「喘息予防・管理ガイドライン2012(成人喘息)」、「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2012」では、経口ステロイド薬の投与について、以下のように示している。

成人

長期管理

適応

治療ステップ4において、吸入ステロイド薬を最大限に使用しても管理できない場合

投与量

急性喘息発作時(中等度の発作を目安)の早期から投与。
短時間作用性吸入β刺激薬に加え、中~高用量(プレドニゾロン0.5㎎/㎏前後)を投与。

投与期間

短期間の間欠的投与を原則とする(1週間を目安)。
他の薬剤で治療内容を強化し、かつ短期間の間欠投与でもコントロールが得られない場合は、必要最小量を維持量とする。
2週間以内の投与ならば、急速な減量や中止した場合でもステロイド離脱症候群は起こらない。

急性憎悪時

適応

・大発作あるいは中等度症状の持続
・全身性ステロイド薬(静注・経口)を必要とする重症喘息発作の既往
・入院を必要とする高度重症喘息発作の既往
・ハイリスクグループ等

投与量

初期治療はステロイドの点滴静注だが、継続治療としてステロイドの点滴静注あるいはプレドニゾロン1日0.5㎎/㎏を投与。

小児

適応

中発作以上の発作で、β刺激薬の吸入療法に対して反応が悪い場合

投与量

2歳未満及び2~15歳の急性発作(中発作、大発作)には、プレドニゾロン1日0.5~1㎎/㎏を3回に分けて投与。
プレドニゾロンの内服が困難な場合、ベタメタゾンシロップあるいはデキサメタゾンエリキシル1日0.5mL(0.05㎎)/㎏を2回に分けて投与。

投与期間

1ヶ月に3日間程度、1年に数回程度

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