公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

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ガバペン(ガバペンチン)とレグナイト(ガバペンチンエナカルビル)の違いは何か?(薬局)
薬効・薬理、体内動態
年月 2013年1月 

抗てんかん薬のガバペンはγ-アミノ酪酸(GABA)誘導体で、他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)に対する抗てんかん薬との併用療法に適応を有する。レグナイトはガバペンの透過改善型のプロドラッグで、中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群:RLS)に適応を有する。ガバペンは小腸上部の薬物吸収トランスポーターから吸収されるが、トランスポーターの飽和が生じるため用量依存性の血中濃度上昇が得にくく、血中濃度の個人差が非常に大きい。一方レグナイトは、ガバペンとは異なる消化管の薬物吸収トランスポーターから取り込まれ、生体内で速やかにガバペンチンに変換されるため、用量依存的に血中濃度が上昇し、個人差が小さくなるよう製剤設計されている。さらに二層構造で速効型と徐放型部分に分かれており、1日1回夕食後投与により、RLSの症状(むずむず感や異常感覚等)が出現しやすい夜間に高い血中濃度が得られ、コンプライアンスの向上も期待できる。

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