質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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ペニシリン系薬にアレルギーがある患者のヘリコバクター・ピロリ除菌療法は?(薬局)
疾病・治療法 |
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年月 | 2013年3月 |
ヘリコバクター・ピロリ除菌療法の標準療法は、1次除菌はプロトンポンプ阻害薬(PPI)、アモキシシリン(AMPC)、クラリスロマイシン(CAM)、2次除菌はCAMをメトロ二ダゾール(MNZ)に変えた3剤併用である。ぺニシリン系薬にアレルギーがある患者にはAMPCは使用できないが、上記以外の除菌療法は保険適応がない。現時点ではぺニシリンアレルギー患者への除菌レジメンは確立しておらず、シタフロキサシン(STFX)、レボフロキサシン(LVFX)、ミノマイシン(MINO)等を組み合わせた以下の除菌レジメンが試みられている(保険適応外使用)。
PPI(常用量)+STFX(100㎎)+MNZ(250㎎)を1日2回、7日間 *難治の場合はPPIを1日4回、投与期間を14日間とする |
PPI(常用量)+LVFX(300㎎)+MNZ(250㎎)を1日2回、7日間 |
PPI(常用量)+MINO(100㎎)+MNZ(250㎎)を1日2回、7日間 |
PPI(常用量)+CAM(200㎎) +MNZ(250㎎)を1日2回、7日間 |