公益社団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。

※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。

経口ビスホスホネート(BP)系薬投与中に抜歯等の侵襲的歯科処置が必要となった場合の対応は?(薬局)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦
年月 2013年6月 

経口BP系薬による顎骨壊死(BRONJ)発生のリスクは非常に低いが、経口BP系薬による治療期間が3年以上、または、経口BP系薬による治療期間が3年未満でも副腎皮質ステロイドを長期併用している場合には、BRONJ発生のリスクは上昇すると考えられる。
経口BP系薬投与中の侵襲的歯科処置(抜歯、インプラント埋入、根尖外科手術等)については以下のように対応する。

投与期間等

対応

経口BP系薬の投与期間が3年未満で副腎皮質ステロイドを併用の場合、あるいは経口BP系薬投与期間が3年以上の場合

経口BP系薬を投与中止しても差し支えないなら、歯科処置前の少なくとも3ヶ月間は経口BP系薬の投与を中止する。経口BP系薬の再開は、骨や抜歯創の修復がほぼ完了する2ヶ月待つのが望ましいが、原疾患の問題で再開を急ぐ場合は、処置創とその周囲に炎症・感染がないことを確認の上、処置後2週より再開を検討する。

経口BP系薬の投与期間が3年未満で他に危険因子*(副腎皮質ステロイド以外)がある場合もこれに準じて対処することが望ましい。

経口BP系薬の投与期間が3年未満で他に危険因子*がない場合

予定された侵襲的な歯科処置の延期・中止や経口BP系薬投与中止の必要はない。

*危険因子:副腎皮質ステロイド療法、化学療法、癌患者、糖尿病、喫煙、飲酒、口腔衛生不良

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