質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
質疑・応答検索
相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。
※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。
ブレディニン50㎎錠を3錠1×朝食前で使うことはあるか?(薬局)
疾病・治療法 |
|
年月 | 2013年7月 |
ブレディニン50㎎錠(成分:ミゾリビン)は、核酸代謝におけるプリン合成を阻害する免疫抑制剤である。適応により用法が異なり、腎移植における拒否反応の抑制には1日1~3回、原発性糸球体疾患によるネフローゼ症候群およびループス腎炎や関節リウマチには1日3回服用する。ミゾリビンの薬理作用は濃度依存性で、近年、経口パルス療法や大量療法等で治療効果を得た報告や、小児ネフローゼ症候群や関節リウマチ患者において、1日投与量は変更せずに分割投与から単回投与に変更した結果、安全性は損なわずに有効性が改善された報告がある。また、食後投与は絶食下投与に比べ吸収が低下し、魚類、肉類、醤油等に含まれるイノシン酸により吸収が阻害された報告があり、食事や食事の内容がミゾリビンの吸収に影響を及ぼす可能性が示唆されていることから、1日1回食事前に投与されることがある。