公益社団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。

※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。

角質増殖型足白癬の外用療法は?(病院薬局)
疾病・治療法
年月 2013年9月 

足白癬(水虫)は趾間型、小水疱型、角質増殖型の3つに分類され、大部分は趾間型、小水疱型で抗真菌薬の外用療法に反応しやすい。一方、角質増殖型は著明な角質増殖のため外用抗真菌薬が角層深部まで十分に浸透せず、治療効果が不十分な場合が多い。

抗真菌薬単独療法

抗真菌活性が高く、角層への移行性および貯留性に優れたブテナフィン、テルビナフィン、ラノコナゾール、ルリコナゾール等を使用する。1日2~3回の塗布が推奨されるが、尿素軟膏との併用療法やODT療法より、治療効果は劣る。

抗真菌薬と尿素軟膏との併用療法

尿素軟膏には、角質層の水分保持作用および角質溶解剥離作用がある。両剤の併用により、角化減少とともに抗真菌薬の角質への浸透性を高めることが期待できる。

密封療法(ODT)

クリーム基剤によるODT療法は、角層の浸軟および二次的な角質剥離作用を有する。単純塗布に比べて高い菌陰性率と早期の臨床症状の改善が認められている。

欠点として不快感があり、夏季や多汗症の患者では、小水疱や掻痒感が発現することがあるため、注意が必要。

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