質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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日局酸化マグネシウムのザラザラ感を改善した製品はないか?(薬局)
疾病・治療法 |
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年月 | 2013年10月 |
日局酸化マグネシウムは、制酸剤や緩下剤として汎用されているが、水に不溶性のため口内にザラザラ感が残り、また、特有の不快な味により、コンプライアンスの低下が懸念される。酸化マグネシウム細粒83%の製剤(表)は、独自の製剤設計により、服用時の不快感(ザラザラ感、義歯の隙間への入り込み、不快な味等)を軽減する等、アドヒアランス向上に配慮された製剤である。
製品名(メーカー) |
特徴 |
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酸化マグネシウム細粒83%「ケンエー」 (健栄) |
外観は日局酸化マグネシウムとほぼ同様だが、粒子形状が異なる。日局酸化マグネシウムは個々の粒子が大きく、水に懸濁しても粒子形状はほとんど変化しないが、本剤は粒子が凝集体を形成し、水に懸濁すると結合剤が溶解することで、細かい粒子に崩壊する。 レモン風味の香料の添加により、不快な味がほとんどない。 |
酸化マグネシウム細粒83%<ハチ> (東洋製化、丸石) |
水に投入した時に崩壊剤が膨潤し、粒子同士を速やかに分散させるため、ザラザラ感が軽減。 甘味剤のスクラロースでコーティングすることにより、不快な味を軽減。 |
マグミット細粒83% (協和化学、シオエ、ニプロ) |
酸化マグネシウムを微粒子化し、その表面を添加剤等でコーティングすることにより、ザラザラ感や不快な味を軽減。 |
マグラックス細粒83% (吉田) |