質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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人工甘味料でもインスリンが分泌されるか?(薬局)
食品・健康食品 |
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年月 | 2014年9月 |
人工甘味料は、甘味度が砂糖の数百倍で、摂取エネルギーが抑えられること等から、糖尿病患者用や、低カロリーの食品や飲料等に使用されている。甘味受容体に人工甘味料が結合することによりインスリン分泌を惹起する可能性があり、以下の報告がある。
- 味蕾にある甘味受容体のT1R2とT1R3は、味蕾以外の細胞や臓器にも存在する。甘味受容体のアゴニストになりうるのは、基本的に甘いと感じる物質で、グルコース、スクロース、グリシンや人工甘味料等である。
人工甘味料スクラロースを単離膵島に添加すると、濃度依存的にインスリン分泌を促進し、グルコースによるインスリン分泌も増強した。また、小腸の甘味受容体の活性化により、インクレチンの分泌が誘導された。