質疑応答
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福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
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テオフィリン徐放製剤を1日2回から1日1回の投与製剤に変更する時の注意は?(薬局)
薬効・薬理、体内動態 |
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年月 | 2018年2月 |
1日2回投与製剤と1日1回投与製剤では体内動態が異なり(表)、1日1回投与製剤では、最高血中濃度到達時間が遅くなるため作用発現時間が遅くなる。また、各製剤の製剤的特徴が異なっているため、同一投与回数の製剤間でも体内動態が異なる。テオフィリンは治療有効濃度域が狭く中毒域が近いため、変更時には症状や副作用を観察し、血中濃度を測定しながら用量を調節する必要がある。
表 1日2回投与製剤と1日1回投与製剤の体内動態の例(定常状態時)
商品名 |
用法・用量 |
tmax(hr) |
Cmax(μg/mL) |
T1/2(hr) |
---|---|---|---|---|
テオロング錠 |
1回200mg 1日2回 |
4.9±1.5 |
12.58±2.42 |
7.0~7.4* |
ユニフィルLA錠 |
1回400mg 1日1回 |
11.0±1.5 |
7.14±1.66 |
9.5±2.6 |
*400mg単回投与試験における平均値