質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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サインバルタ(デュロキセチン塩酸塩)が朝食後投与の理由は?(薬局)
薬効・薬理、体内動態 |
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年月 | 2020年5月 |
海外臨床試験において、夜就寝前投与で主要吸収部位である小腸への到達が遅くなり、Tmax遅延、Cmax低下が認められたため、国内臨床試験は全て朝投与で行われている(審査報告書2010年1月20日)。
日本人成人男性を対象とした朝空腹時と朝食後のクロスオーバー法での単回投与試験では、食後投与のCmaxは空腹時に比べ有意に高い値を示し、AUC0-48hは高値、TmaxおよびT1/2(β)は延長を認めたが、有意差はなかった(インタビューフォーム2020年2月改訂(改訂第14版))。これらの結果から、朝食後投与に設定されている。