公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


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帯状疱疹後神経痛(PHN)に、バラシクロビル塩酸塩などの抗ウイルス薬を使用することはあるか?(薬局)
疾病・治療法
年月 2022年5月 

PHNを、帯状疱疹発症後の期間により明確に定義することはできないが、発症後1ヶ月、3ヶ月、4ヶ月、6ヶ月とする報告がある。PHNに抗ウイルス薬は使用されない。ただし、PHN発症機序の仮説のひとつとして、神経節での水痘帯状疱疹ウイルス(ZVZ)の持続的増殖があげられており、抗ウイルス薬の内服治療も検討されている。しかし、急性期の疼痛減弱には寄与するがPHN抑制には明確な効果は得られていない。帯状疱疹の前駆痛・急性期痛(帯状疱疹痛)はウイルス感染による炎症性の疼痛で、抗ウイルス薬、NSAIDs、アセトアミノフェン、副腎皮質ステロイド、神経ブロック、オピオイド等が使用される。PHNはウイルス感染によって神経組織が損傷されたことによる神経障害性疼痛で、NSAIDsは効果がなく、プレガバリン、デュロキセチン、アミトリプチリン等が使用される。

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