公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


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歯科の痛みに、NSAIDsとアセトアミノフェンを併用すると効果があるのか?(薬局)
疾病・治療法
年月 2022年5月 

A:NSAIDsとアセトアミノフェンを歯科処置後1回併用することにより、歯科の疼痛軽減効果が得られた海外の報告がある。

・歯髄炎で術前に中等度から重度に痛みがある患者65人に対して、イブプロフェン600mg単独群、イブプロフェン600mg+アセトアミノフェン1,000mg併用群、プラセボ群に分け、術後1回服用し、治療後1、2、3、4、6、8時間後の術後疼痛の変化を評価した米国のランダム化比較試験。

イブプロフェン単独群とアセトアミノフェン併用群とで、またプラセボ群とアセトアミノフェン併用群とで有意差が認められ、イブプロフェン単独群とプラセボ群では有意差が認められなかった(Menhinick K A et al.:Int Endod J. 37(8),531,2004.より)。

・単根の小臼歯または前歯において不可逆性歯髄炎を発症し、術前に中程度から重度に痛みがある18歳以上の患者170人に対して、NSAIDsとアセトアミノフェンの術後疼痛の軽減を検討したランダム化比較試験。

アセトアミノフェン1,000mg、イブプロフェン600mg+アセトアミノフェン1,000mg、メフェナム酸500mg+アセトアミノフェン1,000mg、ジクロフェナクカリウム50mg+アセトアミノフェン1,000mgおよびプラセボの5群を、根管治療の処置後に1回服用し、その後の疼痛の様子を評価した。その結果、イブプロフェン+アセトアミノフェン併用群で最も疼痛軽減が得られた(Elzaki W M et al.:J Endod. 42(6),835,2016.より)。

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