質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
質疑・応答検索
相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。
※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。
腎臓内科からオルメテックとタナトリルが同時に処方されているが、ARBとACE阻害薬を併用することはあるのか?(薬局)
疾病・治療法 |
|
年月 | 2011年1月 |
心血管疾患のハイリスクを有する本態性高血圧患者を対象としたONTARGET研究において、心血管疾患の発症リスクは併用療法と単独治療で同等であったが、腎障害などの副作用は併用療法で有意に増加した。ARBとACE阻害薬との併用はタンパク尿の減小には効果的だが、腎機能障害の進展阻止や、腎機能障害のない本態性高血圧には好ましくない。併用の場合は血清クレアチニンや血清カリウムの上昇の危険があるので、注意が必要である。