質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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天候の変化で慢性疼痛が増強することはあるか?(薬局)
疾病・治療法 |
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年月 | 2015年2月 |
慢性疼痛は、交感神経が興奮するような状況(ストレス等)で悪化することが知られている。気圧の低下で交感神経が緊張し、副腎髄質からのアドレナリン分泌が亢進すると、末梢血管が収縮して組織内虚血、O2濃度低下、pH低下が起こる。これらが痛覚線維の興奮を容易に起こして疼痛増強を引き起こす。また、気温の低下は、直接及び交感神経を賦活して、皮膚の冷感受性線維の興奮を起こすことにより、疼痛増強を引き起こす。その他、湿度の変化と降雨、雷、風が痛みの憎悪因子とされる。疾患として関節リウマチ、変形性関節症、線維筋痛症での報告例が多い。