質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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アルツハイマー型認知症の母親に統合失調症の薬が投与されているが、なぜか?(一般)
疾病・治療法 |
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年月 | 2011年8月 |
アルツハイマー型認知症の症状は、認知機能障害の「中核症状」と、中核症状に伴って現れる「周辺症状」がある。「周辺症状」はBPSD(Behavioral and Psychological of Dementia:認知症における行動と心理学的症状)と呼ばれ、精神症状(幻覚、妄想、不安、うつ状態等)や行動的障害(せん妄、徘徊、不潔行為、攻撃性、性的逸脱、睡眠障害等)を呈する。BPSDの幻覚、妄想およびせん妄による異常行動に対して、統合失調症等に適応を有する抗精神病薬が用いられ、定型抗精神病薬に比べて、錐体外路症状等の副作用が少ない非定型抗精神病薬(リスペリドン、ぺロスピロン、クエチアピン、オランザピン、アリピプラゾール、ブロナンセリン)が選択される(保険適応外使用)。