公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

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オコゼに刺された時の対処法は?(薬局)
疾病・治療法
年月 2011年8月 

背びれ等に毒棘を持つオコゼに刺されると、刺傷直後より激しい疼痛、しびれ、知覚麻痺、刺入部位に水疱を形成し、発熱や悪心・嘔吐、下痢等が起こる。重症例では関節痛、冷汗、発汗、悪寒、呼吸困難などが起こり、特にオニダルマオコゼの毒は強力で、心肺機能不全、血圧低下などのショックにより死亡することもある(死亡例は通常6時間以内に起こる)。傷は基本的処置として、棘を確認し、残っていたら除去する(通常、棘は太く硬いので皮膚内に残らない)。傷口を洗浄し、43℃前後のお湯に30~90分温浴する(毒は熱に不安定で、疼痛緩和が期待できる)。破傷風や感染症の予防を行い、痛みに対しては鎮痛薬を投与する。鎮痛薬無効例にオニダルマオコゼ抗毒素が有効とされているが、本邦では入手困難である(オーストラリアCSL社で製造)。

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