公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

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糖尿病患者が抜歯する際に、抜歯後菌血症予防に抗菌薬の投与が必要か?(薬局)
疾病・治療法
年月 2015年6月 

健常者でも抜歯後や歯周基本治療により菌血症が起こるが、血液中に侵入した細菌は、細胞内皮系細胞により速やかに排除され、急速に減少するため、侵襲程度も低く一過性である。糖尿病患者は、持続的な高血糖状態による微小血管障害やコラーゲン代謝異常、軽度の免疫不全状態により、易感染性や創傷治癒遅延等が起こる。術後の血糖値が高い場合、感染リスクが高く、抜歯直後の菌血症が起こるとの報告があり、以下のように対応する。
① 血糖コントロール良好で合併症がない場合:抗菌薬投与は必要ない。
② 血糖コントロール不良で合併症がない場合:抜歯前に血糖値のコントロールを行なうことが望ましい。
③ 血糖コントロール不良又はコントロール良好でも、合併症がある場合:術前・術後の抗菌薬予防投与が望ましい。

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