質疑応答
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福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
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非弁膜症性心房細動による脳梗塞の発症防止に、抗血栓療法(ワルファリン、ダビガトラン)が推奨される患者は?(薬局)
疾病・治療法 |
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年月 | 2011年11月 |
非弁膜症性心房細動(NVAF)は、リウマチ性僧帽弁疾患、人工弁および僧帽弁修復術の既往を有さない心房細動のことで、冠動脈硬化症、高血圧、心不全などに起因する。NVAFにおける脳梗塞発症のリスク評価に、CHADS2スコアが用いられている。心不全 Congestive heart failure(1点)、高血圧 Hypertension(1点)、75歳以上の年齢 Age(1点)、糖尿病 Diabetes Mellitus(1点)、脳梗塞/一過性脳虚血の既往 Stroke/TIA(2点)で、合計点数が高いほど脳梗塞発症リスクが高い。2点以上はワルファリンまたはダビガトランを推奨、1点はワルファリンを考慮可またはダビガトランを推奨。その他のリスクとして、心筋症、65~74歳の年齢、女性、冠動脈疾患、甲状腺中毒はワルファリンまたはダビガトランを考慮可。