質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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うつ病で医師から治験薬323U66を勧められたが、日本で治験されている薬か?(一般)
疾病・治療法 |
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年月 | 2012年1月 |
一般名はブプロピオンで、新しい機序の抗うつ剤(NDRI:ノルエピネフリン・ドパミン再取り込み阻害薬)である。従来の抗うつ剤の副作用(性機能障害、抗コリン作用、体重増加等)が少ないとされる。また、ニコチン拮抗作用を有し、海外では禁煙補助剤として用いられている。主な副作用は食欲不振、神経過敏、過食、興奮、不眠等があり、高用量では痙攣の閾値が低下し、痙攣が発現する可能性がある。現在、日本ではうつ・うつ状態に対してグラクソ・スミスクライン㈱が臨床試験中で、試験段階はPhaseⅢ(少数の患者である程度有効性、安全性が示された治療法について、対象を拡大して多数の患者に対し有効性、安全性、有用性を明確にし、既存の標準的な治療法あるいはプラセボと比較して、その治療法の有用性を精密に評価することを目的とした試験)である。