質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
質疑・応答検索
相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。
※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。
ジストニアとは?(一般)
疾病・治療法 |
|
年月 | 2016年5月 |
「反復性・捻転性の持続する一定のパターンをもった筋収縮により、特定の異常な姿勢や動作が障害される病態」と定義される不随意運動疾患である。
(原因)原因が明らかでない一次性と他疾患等に続発する二次性(症候性)に分類され、一次性はさらに遺伝性、非遺伝性(特発性)に分類される。二次性は、パーキンソン病や脳梗塞等の他疾患を原因とする続発性ジストニア、統合失調症、うつ病等の精神疾患治療薬等(ドパミン拮抗作用のある薬剤に多い)に関連して起こる遅発性薬剤性ジストニア、交通事故等での外傷を誘因とした外傷性ジストニア等がある。
(症状)異常な筋緊張により筋肉が自分の意思通りに動かなくなり、異常な動作や姿勢になる。
具体的には、瞼が勝手に閉じようとする、首が上下・左右に傾くあるいは捻れる、鉛筆やピアノ・ギター演奏など特定の動作が出来ない、体がゆがむ等の症状を呈する。ジストニアの特徴として、典型的には体の一部に自身の手等で感覚入力を与えることにより症状が軽快する「感覚トリック」や、朝起床後に症状が軽快する「早朝効果」がみられ、特定の動作や姿勢で症状が変動する。一般的には知的機能障害や視力・聴力など感覚機能異常はなく、死に至ることは少ない。
(難病情報センターホームページより)