質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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へその緒の処置にホウ酸を使用できるか?(薬局)
疾病・治療法 |
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年月 | 2016年9月 |
ホウ酸を含むホウ酸軟膏やホウ酸亜鉛華軟膏は、昭和60年7月30日に医薬品再評価(医療用その24)により、それぞれ「有用性がない」「有効であるが配合意義が認められない」と判定された。ホウ酸は健康な皮膚からはほとんど吸収されないが、粘膜や湿疹その他の開放性創傷がある場合は容易に吸収され、急性中毒による乳児の死亡例も報告されている。現在、ホウ酸は、眼科領域の適用で「結膜嚢の洗浄・消毒(2%以下の濃度)」にのみ使用できる。へその緒の処置には、硝酸銀棒が使用される(院内製剤、保険適応外使用)。