質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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伝染性単核球症とは?(薬局)
疾病・治療法 |
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年月 | 2016年10月 |
ヒトヘルペスウイルスガンマ亜科に属する2本鎖DNAウイルスのEpstein-Barr(EB)ウイルスの初感染により起こり、思春期から若年青年層に好発する。日本では3歳までにほとんどの人が初感染するが、不顕性感染であることが多く、思春期以降に感染した場合に発症することが多い。咽頭、唾液腺上皮等で増殖し、EBウイルス既感染者の約15~20%は唾液中にウイルスを排泄しており、主に唾液を介して感染するため、kissing diseaseとも呼ばれている。4~6週間の潜伏期間を経て、発熱(多くの場合38℃以上の高熱)、咽頭扁桃炎、リンパ節腫脹、発疹、末梢リンパ球増加、異型リンパ球増加、肝機能異常、肝脾腫等を呈し、一般に経過は良好である。まれではあるが、Burkittリンパ腫、上咽頭癌、胃癌との関連も指摘されている。