質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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妊娠中の感冒に漢方薬を使いたいが、何が良いか?(薬局)
疾病・治療法 |
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年月 | 2012年3月 |
妊娠中の感冒には香蘇散を第1選択薬とし、必要最小限の短期間の使用に留める。頭痛、頭重、悪寒、無汗の時期には香蘇散を使用し、咳嗽、多痰、鼻汁、鼻閉の時期には参蘇散を用いる。鼻汁・水溶性の痰には小青竜湯、乾性咳・粘稠な痰には麦門冬湯を使用する。ただし、現在使用されている漢方薬の妊婦への安全性が確立されているわけではない。妊娠中の母体は通常虚証と考えられ、実証に用いる葛根湯や麻黄湯などの発汗剤は原則として避けるが、証に適合して投与する時は、過度の発汗を避け、虚脱に陥ることのないよう注意し、長期投与は避ける。