公益財団法人福岡県薬剤師会

文字サイズ 文字サイズを縮小する文字サイズを標準サイズにする文字サイズを拡大する

  • ホーム
  • 福岡県薬剤師会について
  • 県民の皆様へ
  • 薬剤師の皆様へ
  • 薬事情報センター
  • 会員専用ページ

質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。

※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。

痛風発作予防薬のコルヒチンを心臓疾患に保険適応外使用することはあるか?(薬局)
疾病・治療法
年月 2012年4月 

心膜炎の再発2次予防(初回再発後の再発予防)や心臓手術後の心房細動予防に有効であったとする海外の臨床研究(二重盲検無作為化試験)報告がある。

(心膜炎の再発2次予防)
1回目の再発を起こした患者に従来の治療法に加えて初日はコルヒチン1~2mgまたはプラセボを、その後1日0.5~1mg(コルヒチン非忍容性患者にはより低用量)を6ヶ月間投与した結果、18ヶ月後の心膜炎再発率は、コルヒチン群24%、プラセボ群55%で、コルヒチン群の絶対リスク減少は0.31(95%信頼区間0.13-0.46)、相対リスク減少は0.56(0.27-0.73)、治療必要数(NTT:Number Need to Treat)は3(2-7)になった。

(心臓手術後の心房細動)
初日はコルヒチン2mgまたはプラセボを、その後1日1mg(70kg以下または非忍容性患者は半量)を術後3日目から投与し、1次エンドポイントである1ヶ月後の心房細動の発症率は、コルヒチン群12%、プラセボ群22%(p=0.021、 相対リスク減少は0.45、治療必要数11)であった。

ページの先頭に戻る