質疑応答
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福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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足白癬(水虫)の感染巣以外の手足に水疱ができて白癬疹と言われたが、何か?(一般)
疾病・治療法 |
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年月 | 2012年6月 |
白癬疹は白癬性病巣における皮膚糸状菌(白癬菌)増殖とは関連せず、菌体成分、代謝産物あるいは産生物質が抗原となり、血行性に遠隔部位に運ばれ、それに対する抗体との間にアレルギー反応を起こした結果、白癬性病巣以外の部位に生じる無菌性の皮疹であり、白癬菌は検出されない。炎症症状が強く重症の白癬性病巣を有する患者に多い。苔癬状、多形紅斑様、結節性紅斑様、汗疱様など様々な病型があるが、手足に小水疱が播種状に多発する汗疱様が多く、他はまれである。感染巣の治療が必須で、感染巣の軽快・治癒に伴い白癬疹は自然に消退するが、症状が強い場合は抗ヒスタミン薬の内服や副腎皮質ステロイドの外用剤を使用する。