質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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柴苓湯はめまいに効果があるか?(一般)
疾病・治療法 |
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年月 | 2017年3月 |
柴苓湯は、小柴胡湯(柴胡、半夏、黄芩、大棗、人参、甘草、生姜)と五苓散(沢瀉、蒼朮、猪苓、茯苓、桂皮)の合剤である。小柴胡湯の抗炎症作用と五苓散の水分代謝改善作用を併せ持ち、内耳性めまい症(良性発作性頭位めまい症、メニエール病等)に使用される。
内耳性めまい症患者11人に、柴苓湯1日9gを単独あるいは既に投与されていた薬剤に追加して2週間以上投与したところ、著効率は27.3%、有効率は72.7%で、全例が有効以上であった報告がある。