公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

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アニサキス症とは?(薬局)
疾病・治療法
年月 2017年5月 

アニサキスは魚介類(サバ、イカ、タラ、マグロ等)の内臓に寄生する寄生虫で、魚介類が死亡すると内臓から筋肉に移動する。アニサキス症は、魚介類の生食により長さ2~3cm、幅0.5~1mm程度の幼虫が胃壁や腸壁の粘膜から侵入した際に、アニサキスの体液により起こるアレルギー反応である。アレルギー反応には、アニサキスAlaSTAT(特異IgE)の上昇と局所の高度な好酸球の浸潤を伴い、強烈な腹痛等が起こる劇症型と、蕁麻疹等の軽症型に分類される。予防法は魚介類(特に内臓)の生食を避け、熱処理(60℃で1分以上、70℃以上で瞬時に死滅)、冷凍処理(厚労省:-20℃以下で24時間以上、米国FDA:-35℃以下で15時間または-20℃以下で7日間)を行う。冷凍処理後に解凍して調理されたものであれば問題ないと考えられている。一般的な調理で使う程度の食酢での処理、塩漬け、醤油やわさびでは幼虫は死滅しない。

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