公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。

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にきび(尋常性痤瘡)の炎症性皮疹に内服抗菌薬は有効か?(薬局)
疾病・治療法
年月 2017年5月 

抗菌薬の内服は、にきびの炎症性皮疹に強く推奨される。アクネ菌(P.acnes)への感受性と抗炎症作用効果があるテトラサイクリン系薬、マクロライド系薬が使用されることが多い。耐性菌の出現を防ぐために長期使用は控え、投与は3ヶ月までとし、6~8週目に再評価して継続の可否を判断することが推奨されている。さらに、内服抗菌薬の単独療法や外用抗菌薬との併用は避け、過酸化ベンゾイルやアダパレンとの併用や維持療法を推奨している。内服抗菌薬の推奨度は以下の通り(尋常性痤瘡治療ガイドライン2016より)。

推奨度

内服抗菌薬

ドキシサイクリン

ミノサイクリン(ドキシサイクリンと比較して、めまいや色素沈着等の副作用の頻度が高く、自己免疫疾患、薬剤性過敏症症候群等の重篤な副作用がある)

ファロペネム、ロキシスロマイシン

C1

エリスロマイシン、クラリスロマイシン、シプロフロキサシン、セフロキシム アキセチル、テトラサイクリン、トスフロキサシン、レボフロキサシン、ロメフロキサシン

(推奨度)
A:行うよう強く推奨する
:行うよう推奨する(Aに相当する有効性のエビデンスがあるが、副作用等を考慮すると推奨度が劣る)
B:行うよう推奨する  C1:選択肢の1つとして推奨する

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