質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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イヌやネコ咬傷時の抗菌薬は?(病院薬局)
疾病・治療法 |
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年月 | 2017年6月 |
イヌ・ネコ咬傷で問題となるのは、主に口腔内常在菌によるパスツレラ感染症(保菌率はイヌ約75%、ネコ97%、ネコの爪20%)とCapnocytophaga canimorsus(C. canimorsus)感染症(保菌率はイヌ74%、ネコ57%)である。パスツレラ感染症では、ペニシリン系薬の有効性が高く、キノロン系薬、テトラサイクリン系薬も有効である。第一世代セフェム系薬、マクロライド系薬には一部耐性が認められる。C. canimorsus感染症では、ペニシリン系薬、β-ラクタマーゼ阻害薬配合ペニシリン合剤、セフェム系薬(第一世代を除く)、キノロン系薬、テトラサイクリン系薬が有効である。クリンダマイシン、マクロライド系薬には一部耐性が認められる。