公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

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子宮内膜症治療薬のGnRHアゴニストの投与期間は?(薬局)
疾病・治療法
年月 2014年4月 

GnRH(ゴナドトロピン放出ホルモン)アゴニストは、エストロゲンの分泌を抑制し偽閉経状態にする。排卵を抑制して月経を止めることで、月経痛、骨盤痛等が改善するが、投与を中止するとすぐに再発する可能性が高い。子宮内膜症に適応のあるGnRHアゴニストのエストロゲン分泌抑制の強さには差があり、リュープリン(リュープロレリン)3.75mg注>リュープリン1.88 mg注=ゾラデックス(ゴセレリン)1.8mg注>スプレキュア(ブセレリン)MP注1.8mg>ナサニール(ナファレリン)点鼻>スプレキュア点鼻の順に強い。エストロゲン分泌抑制が強い薬剤ほど更年期障害様症状の出現や骨量低下への影響が強く、排卵回復までに要する日数は長い。6ヶ月の投与で骨密度は約3~5%低下するとされる。GnRHアゴニスト中止後、骨密度は回復するとの報告もあるが、前値には戻らないとする報告も多く見られ、連続投与は最長6ヶ月となっている。

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