質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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こむら返りが起こるのはどういう状態の時か?(薬局)
疾病・治療法 |
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年月 | 2012年11月 |
筋クランプ(こむら返り)は不随意に生ずる骨格筋の有痛性筋痙攣を言い、手、足、首、腹部、背部等の全身の筋肉に起こり、特にこむら(腓復筋:ふくらはぎ)に高頻度に生じる。60歳以上では30%以上の人に経験がある。病態は解明されていないが、次の状態の時に起こりやすい。
①運動に関連(昼間):開始時および終了後に力を入れた場所
②電解質異常:下痢、嘔吐、発汗、脱水等
③高齢者・妊娠後期:夜間就寝中に多い
④喫煙者:閉塞性血栓血管炎等
⑤神経疾患:脳血管障害、末梢神経障害、椎間板ヘルニア等による神経根圧迫、運動ニューロン疾患、筋疾患等
⑥非神経疾患:糖尿病、肝硬変、血液透析、胃切除後、甲状腺機能低下症等
⑦薬剤性:カルシウム拮抗薬、β遮断薬、利尿薬、スタチン系薬、フィブラート系薬、H2ブロッカー、アルコール等
⑧その他:高温下、中毒(殺虫剤、毒グモ)等