質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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しもやけに適応がある漢方薬は何か?(薬局)
疾病・治療法 |
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年月 | 2012年12月 |
しもやけ(凍瘡)は、冬期の日常生活において寒冷曝露による末梢の血管、神経の障害に起因する皮膚障害で、疼痛、痒み、しびれ感を伴う浮腫性紅斑を生じ(びらん潰瘍を形成することもある)、手足(特に四肢末端部)、耳、鼻尖、頬部に好発する。臨床症状は、樽柿型(患部全体が腫脹し、うっ血して紫色を呈する)と多形紅斑型(小紅斑、小丘疹が多発)に区分される。発症には寒冷と瘀血が関与しており、東洋医学では温める方剤と駆瘀血剤(活血化瘀剤)を合方するが、比較的暖かい時期には、駆瘀血剤のみで良い。内服薬では桂枝茯苓丸、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、四物湯、温経湯等、外用薬では紫雲膏(一般用医薬品)がある。