質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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小児の包茎治療に副腎皮質ステロイド軟膏を使用するか?(薬局)
疾病・治療法 |
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年月 | 2014年9月 |
小児の包茎は、通常治療の必要はなく経過観察で良いが、包皮炎や亀頭炎、排尿障害や排尿痛等の症状がある場合に、副腎皮質ステロイド軟膏(リンデロンVG軟膏0.12%等)による保存的治療を行い、83~100%の有効性が示唆されている(保険適応外使用)。副腎皮質ステロイド軟膏を包茎治療に使った場合の副作用報告はほとんどない。
作用機序は明確でないが、①コラーゲン合成低下による皮膚の菲薄化、②抗炎症作用、③保湿作用等により、皮膚の伸展性を良くすると考えられる。多くの場合、1ヶ月程度で効果が現れ、長くても半年程度で包皮がむけるようになる。