質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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選択的エストロゲン受容体作動薬(Selective Estrogen Receptor Modulator:SERM)は、男性骨粗鬆症にも効果があるのか?(薬局)
疾病・治療法 |
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年月 | 2014年9月 |
男性では、加齢に伴い血中遊離エストロゲンおよび遊離テストステロンのいずれも有意に減少するが、骨量の減少は主にエストロゲンの減少による。男性患者でも必要であれば、アンドロゲンのみならず、女性化をきたさない範囲でエストロゲンの補充が考慮され、エストロゲン製剤の中でエストリオール(エストリール等)と両性混合ホルモンのデポ剤(ボセルモンデポー筋注等)は、男性骨粗鬆症に適応を有する。血中エストロゲン濃度が低値の症例に、SERMのラロキシフェンが有効であった報告があり、女性化作用の弱い女性ホルモン剤として応用できる可能性が示唆されている(保険適応外使用)。