質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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アレルギー性紫斑病とはどんな病気か?(一般)
疾病・治療法 |
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年月 | 2018年11月 |
小児に好発する一過性の血管炎で、ヘノッホ・シェーンライン紫斑病、アナフィラクトイド紫斑病とも呼ばれる。皮膚症状(出血斑、丘疹、局在性浮腫)、関節症状(腫脹、疼痛)、腹部症状(腹痛、下血)を三主徴とする非血小板減少性紫斑病で、重要な合併症として腎炎がある。好発年齢は7±3歳で、性差はなく秋から冬に多い。明確な病因は不明で、IgAの関与する免疫複合体病と考えられているが、食物・薬剤アレルギーが関与した例も報告されている。50%の症例で先行感染として上気道炎の既往がある。特別な治療はなく、急性期は安静と運動制限が必要で、症状があれば対症療法を行う。 先行感染が疑われる場合、感受性のある抗生剤を投与し、食物・薬剤等の原因が明らかな場合は原因物質を避ける。