公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


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ふくろう症候群とは?苓桂朮甘湯が処方されたが、効果はあるのか?(一般) 
疾病・治療法
年月 2019年1月 

「ふくろう症候群」とは起立性調節障害(OD:Orthostatic Dysregulation)の別名で、思春期初期に認められる自律神経失調症である。症状は朝、起きるのがつらく寝坊しがち、起きた後もボーっとしてスッキリしない、食欲がなく朝食は食べないもしくは食べたくないが頑張って食べる、学校や仕事に行っても午前中は元気がなく、午後にやっと活気が出る、早く床に就いても目がさえて眠れない等で、夜間は元気である。随伴症状として、頭痛、めまい、疲れやすさ、立ちくらみ、顔色が青白い等がある。下肢の血液プーリングに伴う静脈還流量の低下・心拍出量低下・心拍数増加・細動脈緊張低下により、脳血流の低下が起こると推測されている。朝起きられない、立ちくらみ、めまい、頭痛等の症状は水滞が示唆され、水分代謝を調節する苓桂朮甘湯が有効である場合があり、起立性低血圧や早朝起床困難には速効性があるといわれている。その他、半夏白朮天麻湯や真武湯等が使用されることもある。

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