質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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ブロムヘキシン塩酸塩(ビソルボン)とアンブロキソール塩酸塩(ムコソルバン)の違いは?(薬局)
疾病・治療法 |
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年月 | 2019年2月 |
薬剤名(主な商品名) | 適応 | 特徴 |
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ブロムヘキシン塩酸塩 (ビソルボン) |
下記疾患の去痰 急性気管支炎、慢性気管支炎、肺結核、塵肺症、手術後 |
気道粘液溶解薬。 気道粘膜における漿液性分泌増加作用、喀痰の粘度の原因となる酸性糖蛋白の溶解・低分子化作用、肺サーファクタント(肺表面活性物質)の分泌促進作用、線毛運動亢進作用により、去痰作用を示す。 |
アンブロキソール塩酸塩 (ムコソルバン) |
1.下記疾患の去痰 急性気管支炎、気管支喘息、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺結核、塵肺症、手術後の喀痰喀出困難 2.慢性副鼻腔炎の排膿 |
気道潤滑薬。ブロムヘキシンの活性代謝物の1つ。 気管・気管支に対する肺サーファクタント(肺表面活性物質)の分泌促進作用、気道液の分泌促進作用、線毛運動亢進作用により、気道壁を潤滑にして喀痰排出を促進する。 副鼻腔に対する病的副鼻腔分泌の正常化作用、線毛運動亢進作用により、排膿を促進する。 |