公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

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歯科領域で、第3世代セフェム系薬セフカペンピボキシルの耐性菌の報告は?(歯科医師)
疾病・治療法
年月 2019年5月 

私立歯科大学附属18病院における抗菌薬の使用実態調査(1983年~2013年までの6~10年ごとの抗菌薬の処方割合等の調査)において、経口抗菌薬の処方はセフェム系薬とペニシリン系薬で90%を占めており、約70%がセフカペンピボキシルであった。セフカペンピボキシルの口腔連鎖球菌に対する感受性低下の報告は認められないが、歯性感染症で検出頻度の高いPrevotella属に対する経口用第3世代セフェム系薬の感受性低下が報告されている。耐性菌の発現は、抗菌薬の使用状況と関連性が高いと考えられるため、今後の情報収集が必要とされている1)。また、バイオアベイラビリティが低い第3世代セフェム系経口抗菌薬は、組織移行性が悪く、耐性菌発現リスクを助長する可能性がある2)
1)長嶋友美ら:歯薬療法 35(1),16,2016. 
2)吉田謙介ら:環境感染誌 33(5),207,2018.

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