公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

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高気圧酸素治療とは何か?(その他)
疾病・治療法
年月 2019年8月 

圧力の高い部屋(高気圧治療装置)で100%酸素を吸入して全身に酸素を供給し、病態の改善を図る治療法を「高気圧酸素治療」(Hyperbaric Oxygen Therapy:HBOT)という。確立した治療法で、日本高気圧環境・潜水医学会や厚生労働省の基準では、2絶対気圧(大気圧の2倍、水深約10mの圧力)で60分以上の100%酸素を呼吸することをHBOTとしている。HBOTは血流障害による組織の低酸素状態の改善、創傷治癒促進、滅菌作用、減圧症での体内窒素ガス排泄促進作用等が期待される。第1種装置(1人用)と第2種装置(多人数用)があり、以下の疾患について保険適応となっている。
(1)減圧症又は空気塞栓。(2) 急性一酸化炭素中毒その他のガス中毒(間歇型を含む)、重症軟部組織感染症(ガス壊疽、壊死性筋膜炎)または頭蓋内膿瘍、急性末梢血管障害、重症の熱傷または凍傷、広汎挫傷または中等度以上の血管断裂を伴う末梢血管障害、コンパートメント症候群または圧挫症候群(脳梗塞、重症頭部外傷後もしくは開頭術後の意識障害または脳浮腫、重症の低酸素脳症、腸閉塞)、網膜動脈閉塞症、突発性難聴、放射線または抗癌剤治療と併用される悪性腫瘍、難治性潰瘍を伴う末梢循環障害、皮膚移植、脊髄神経疾患、骨髄炎または放射線障害、スモン患者。

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