公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

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糖尿病と認知症は関連があるか?(薬局) 
疾病・治療法
年月 2019年8月 

糖尿病はアルツハイマー病(AD)の発症リスクと報告されている。糖尿病に伴う動脈硬化や脳梗塞などの血管病変に加えて、糖毒性や酸化ストレス、AGE(advanced glycation end-product)などによる代謝性病変、さらに高インスリン血症、インスリン抵抗性、インスリンシグナル伝達の障害が、ADの病理過程を促進する機序として推定されている。
一般に、空腹時血糖値よりも食後の高血糖や血糖の日内変動が認知症発症リスクとなりやすい。HbA1cが7.0%を超えると認知症発症リスクが高くなり、また、低血糖発作を数回起こした場合は起こさなかった場合と比べて認知症発症頻度が約2倍高くなることが示されている。
高血糖の是正により注意・集中力を含む認知機能の一部が一時的に改善することがあり、チアゾリジン系薬やGLP-1受容体作動薬は、認知機能障害の進行抑制に働く可能性が示唆されている。

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