公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

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骨粗鬆症の骨痛で、エルカトニン注射が副作用で使用できない患者。代替薬は?(薬局)
疾病・治療法
年月 2019年12月 

骨粗鬆症のQOLに対する効果として、カルシトニンには鎮痛作用があり、エルカトニンは二重盲検下のランダム化比較試験で、対照(低用量投与群)に比べて有意に腰背痛の改善効果を示している。同様にQOLに対する効果として、選択的エストロゲン受容体モジュレーターのラロキシフェンは、ドイツの3,299例の閉経後骨粗鬆症患者(平均年齢67.6歳)を対象とした多施設共同研究で、全身的な骨痛に対して67.6%の相対的改善が得られた。また、バゼドキシフェンも、国内の市販後臨床試験で、visual analogue scale(VAS)を用いた疼痛および、健康関連QOL測定の尺度であるEuro QOL-5D(EQ-5D)を用いたQOLについて検討したところ、VASは有意に低下し(p<0.0001)、EQ-5Dの各質問項目のスコア分布の投与前後の比較では、「身の回りの管理」(p=0.0107)および「疼痛/不快感」(p=0.0084)で有意な改善が認められた。
(骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版より) 

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