公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。

※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。

低カリウム血症は、どの程度から治療が必要か?(薬局) 
疾病・治療法
年月 2020年6月 

血清カリウム値の基準範囲は3.6~4.8mEq/Lであり、3.5mEq/L以下を低カリウム血症という。治療開始の目安として、有害事象共通用語規準CTCAE v5.0日本語訳JCOG版(Nov27,2017)では、表のように分類されている。

Grade 血清カリウム値 症状 治療
<3.6~3.0mEq/L ない。 不要。
<3.6~3.0mEq/L 筋力低下や疲労感等。 必要。カリウムの補充は経口投与が原則であり、正常値からの隔たりが1mEq未満では、食事で補充し、それでも不十分な場合は、カリウム製剤や抗アルドステロン薬を内服。

<3.0~2.5mEq/L 筋力低下、テタニー、多飲・多尿等。
入院を要する。
<2.5mEq/L 不整脈、全身の筋脱力、麻痺性イレウス等の重篤な症状。
生命を脅かす。
点滴静注によるカリウム補充。
死亡。

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