質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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デパケン錠の維持量を決定後、血中濃度を測定する頻度は?(医師)
疾病・治療法 |
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年月 | 2020年7月 |
デパケン錠(バルプロ酸ナトリウム)の治療上有効な血中濃度(参考域)は、40~120μg/mLである。
適応 | 血中濃度測定 |
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各種てんかんおよびてんかんに伴う性格行動障害 | 定常状態に到達する初回投与後または投与量変更後の3~5日目以降のトラフ値(最低濃度)を測定する。測定頻度に決まりはないが、治療効果が不十分な場合、副作用発現時、服薬状況の確認、投与量調節時、多剤併用時、妊娠中、肝障害、腎障害等の場合に測定する。 |
躁病および躁うつ病の躁状態 片頭痛発作 |
原則的に血中濃度測定の実施は必須ではない。用量増減時に臨床状態の変化があった場合、治療効果が不十分な場合等に測定し、用量調整することが望ましい。 |