質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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毛孔性苔癬の治療法は?(薬局)
疾病・治療法 |
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年月 | 2020年8月 |
毛孔性苔癬(毛孔性角化症)は、小児期から思春期に発症する毛孔一致性の角化性丘疹で、ザラザラした感触を示す。原因は常染色体優性遺伝、ホルモン・ビタミン代謝異常、外的刺激等で、毛穴に角栓が詰まり発症する。好発部位は両上腕伸側で、前腕後面、大腿の前後面、膝蓋部、下腿等にもみられる。自覚症状はほとんどないが、軽度のそう痒を訴える場合がある。加齢とともに自然に消失する場合が多いが、30~40代でもみられる。薬物治療は、尿素剤、5~10%サリチル酸ワセリンを使用する。また、保険適応外使用で、活性型ビタミンD3外用剤、ヘパリン類似物質等を使用することもある。