質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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ロスバスタチンは、服用後どのくらいの期間でコレステロールを低下させるか?(一般)
疾病・治療法 |
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年月 | 2020年11月 |
ヒトでの試験では、服用後6週間や12週間後の血清総コレステロールを測定し、効果が確認されている。海外第Ⅲ相用量反応試験のロスバスタチン(5、10、20、40、80mg/日)6週間投与における、LDLコレステロールのベースラインからの平均変化率は、1週間後に約35~40%低下し、2週間までに最大低下率の約90%となった(クレストールインタビューフォームより)。また、カニクイザルの血清総コレステロールに対するロスバスタチンの作用をみた実験では、次の結果が得られている。成熟雄カニクイザル5頭に、ロスバスタチン(12.5~50mg/kg/日)またはプラバスタチン(50mg/kg/日)を1日2回に分けて5日間経口投与した。初回投与直前、投与開始3日および5日後、休薬1週および2週後に採血を行い血清総コレステロールを測定した。ロスバスタチンは5日間投与により、血清総コレステロールを有意に低下させ、投与5日目の低下率は、12.5および25mg/kg/日群で23%、50mg/kg/日群で28%であった。プラバスタチンも同様に、投与5日目の低下率は21%であった(クレストール承認申請資料2005.1.19、ホ1.1.2より)。