質疑応答
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福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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アトピー性皮膚炎の治療に、抗真菌薬のイトラコナゾールを内服することはあるか?(薬局)
疾病・治療法 |
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年月 | 2020年12月 |
アトピー性皮膚炎患者における皮疹の重症化に関して、カンジダやマラセチアに対する特異的 IgE 抗体の測定やプリックテストの結果から、真菌に対するアレルギーが関わっている可能性が示唆されている。しかし、病態との明確な関連性は不明である。アトピー性皮膚炎に対する抗真菌薬の治療効果については、抗真菌薬の内服が有効であった報告や、頭頸部の皮疹に抗真菌薬の外用が有効であった報告はあるが、大規模試験はなく、慎重な使用が望まれる。
(アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2018より)