質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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特定保険医療材料のデュオアクティブETとハイドロサイトADジェントルの違いは?(薬局)
疾病・治療法 |
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年月 | 2020年12月 |
販売名 (メーカー) |
デュオアクティブET (コンバテック ジャパン) |
ハイドロサイトADジェントル (スミス・アンド・ネフュー) |
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一般的名称 | 局所管理ハイドロゲル創傷被覆・保護材 | 二次治療フォーム状創傷被覆・保護材 |
医療機器の クラス分類 |
管理医療機器 | 高度管理医療機器 |
保険償還区分 | 真皮に至る創傷用 | 皮下組織に至る創傷用 標準型 |
主成分 | ハイドロコロイド | ポリウレタンフォーム・シリコンゲル |
形状及び構造 | ・ポリウレタンフィルムの防水性外層。 ・親水性コロイド粒子が疎水性ポリマー基材に分散したマトリックス構造を有する皮膚粘着層。 ・シリコーン剥離紙。 |
3層からなる。 ・防水性の高水蒸気透過性ポリウレタン背面フィルム。 ・皮膚・創傷面に接触する部分にシリコンゲルを塗布したポリウレタンネット。 ・吸水性に富む親水性フォームの吸収パッド層を中間にもつ。 |
機能及び動作原理 | 親水性コロイド粒子が滲出液を吸収して創傷部に湿潤状態をつくり、組織新生を助け、治癒を促進する。新生組織を損なわず、疼痛の軽減に優れている。 防水性のポリウレタンフィルム外層は、細菌感染や失禁による汚染を防止する。 |
高い吸収力と皮膚への粘着性を有し、液体やバクテリアの侵入を防ぐ防水性の背面フィルムにより、感染や汚染を防止する機能も持ち合わせる。 皮下組織までの創傷における創傷治癒を促進する湿潤環境を整える(Ⅲ度熱傷を除く)。 |
使用目的又は効果 | 真皮までの創傷に対する「創の保護」「湿潤環境の維持」「治癒の促進」「疼痛の軽減」を目的とする。 | 皮下脂肪組織までの創傷(Ⅲ度熱傷を除く)に対する「創の保護」「湿潤環境の維持」「治癒の促進」「疼痛の軽減」を目的とする。 |