質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
質疑・応答検索
相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。
※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。
アレルギー性結膜疾患における抗アレルギー点眼薬の特徴は?(薬局)
薬効・薬理、体内動態 |
|
年月 | 2016年3月 |
アレルギー性結膜疾患は、アレルギー性結膜炎(季節性、通年性)、春季カタル、アトピー性角結膜炎、巨大乳頭結膜炎に分類されるが、いずれも抗アレルギー点眼薬が第一選択薬となる。防腐剤による薬剤アレルギーに注意が必要である。
分類 |
特徴 |
成分名 |
主な商品名 |
備考 |
---|---|---|---|---|
メディエーター |
Ⅰ型アレルギーの即時相反応を軽減 |
アシタザノラスト水和物 |
ゼペリン |
|
アンレキサノクス |
エリックス |
|||
イブジラスト |
ケタス |
各種ホスホジエステラーゼに対する阻害効果があり、抗ロイコトリエン作用や抗活性酸素作用がある |
||
クロモグリク酸ナトリウム |
インタール |
防腐剤非含有の製剤がある |
||
トラニラスト |
トラメラス |
抗TGF-β作用や結膜線維芽細胞からのコラーゲン産生抑制作用がある |
||
ペミロラストカリウム |
アレギサール |
点眼回数が1日2回 |
||
ヒスタミンH1 |
かゆみ・充血等を抑制 |
エピナスチン塩酸塩 |
アレジオン |
メディエーター遊離抑制作用も有する |
オロパタジン塩酸塩 |
パタノール |
メディエーター遊離抑制作用も有する |
||
ケトチフェンフマル酸塩 |
ザジテン |
ヒスタミンH1受容体拮抗作用が強い |
||
レボカバスチン塩酸塩 |
リボスチン |
ヒスタミンH1受容体拮抗作用が強い |