質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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鉄剤のフェロミア、フェロ・グラデュメットの製剤的特徴は?(薬局)
薬効・薬理、体内動態 |
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年月 | 2013年6月 |
鉄剤は鉄イオンの刺激により消化器症状(悪心・嘔吐、食欲不振等)が起こり、服用継続が困難になることがある。フェロミア(クエン酸第一鉄ナトリウム)は、非イオン型で胃腸粘膜を刺激する鉄イオンを遊離しないため、胃腸障害が少ないとされる。フェロ・グラデュメット(硫酸鉄)は徐放性により、急激に高濃度の鉄が胃腸粘膜に接触しないため胃腸障害を軽減する。しかし、いずれも完全に消化器症状を予防することはできない。消化器症状は通常用量依存的であり、1日量を減量するか、食直後あるいは就寝前服用により改善できることも多い。